コレクションガイド
マトリクス番号の読み方… ランアウトから分かること、分からないこと
レコードのレーベル付近に刻まれたマトリクス番号。その意味と読み方、似たプレスを比べる手順、判断を保留したほうがよい場合を解説します。
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レーベルのそばの小さな文字は、レコードを作る人たちのために記されました。コレクターは後から、ランプを持ってやってきたわけです。
マトリクス番号は、その盤の製造に使われた部材を識別する番号です。カタログ番号に面を表す文字や数字を足した形も多いですが、そうでないものもあります。棚のすべてのレコードを説明できる共通の暗号はありません。
まず、見る場所を知る
ランアウト、別名デッドワックスは、最後の音楽の溝とレーベルの間の部分です。マトリクス番号のほか、マスタリング担当者のイニシャル、工場の印、その他の記号が入ることもあります。同じ場所にあっても、意味は同じではありません。
紙のレーベルに印刷されたマトリクス番号もあります。これは別に記録します。レーベルの番号とランアウトの刻印は、文字が一致していても、異なる場所で確認した情報です。
そこにあるものを読む
打刻された文字は整っていることが多く、手彫りの文字は筆跡のように見えます。候補を分ける手がかりになるなら、その違いも記録しましょう。手がかりであって、それだけで結論は出ません。
- 盤の縁を持ち、横からランプを当てます。刻印が光を拾うまで、ゆっくり傾けます。
- 一周すべてを見ます。番号とほかの印は離れた位置にあることもあります。
- 両面とも、文字や記号をそのまま写します。曖昧な字は曖昧と記録します。写真や拡大鏡が役立つこともあります。
- メモには面と位置も残します。Discogsでは面ごとに一続きのランアウト情報を記し、離れた文字群の間は半角スペース一つで区切ります。
一目で読めても賞品は出ません。薄い文字を8と決めつける前に、角度を変えてみましょう。
候補を絞るために使う
最初はジャケットとレーベルから。二つの版がまだ似ているなら、記録されたランアウトを手元の盤と比べます。プレスの見分け方ガイドで、その前の確認手順を紹介しています。
刻印が違っても、必ず別のリリースとは限りません。Discogsでは一つのリリースに複数のランアウトのバリエーションが登録されることがあります。ハイフンが一つ多いだけで発見とせず、項目全体と、その違いが何を表すかを確認しましょう。
必要な曖昧さは残す
両面を読みましょう。技師の印と、マトリクス番号についての自分の解釈を区別します。著作権表示の年、見覚えのある番号、期待まじりの推測を、版の証拠に変えてはいけません。
刻印で決着がつくこともあれば、二つの候補が残ることもあります。見えたものを残し、何がわかれば区別できるかを書いておきます。Kuraはコレクションの整理を手伝えますが、証拠はレコードの上にあります。